①UiPath
RPAの代表格とも呼べるソフトで大変高機能、値段も開発用アカウント1件で年70万円程度と比較的リーズナブルです。
特筆すべきは中小企業の方は無料。大企業の方でも学習と評価目的なら無料で使用できる点です。現状日本語化の作業も進行しており、HPでダウンロード可能な無料のコミュニティーエディションは先行して日本語化が完了しています。どこまで無料で使用できるかは公式サイトでのチェックをお願いします。英語サイトと日本語サイトで基準が異なっています。
注意:UiPathの規約、仕様は頻繁に更新されます。使用する場合定期的に確認しましょう。
②RPAエクスプレス
こちらは完全無料のRPAです!大企業の方はこちらを使用するしか選択肢がないと思います。機能的には、UiPathより劣る部分もありますが、優れている部分もあります。まず使用できるコマンド(アクティビティー)の種類はUiPathの半分以下しかありません。これにより自動化できる範囲は狭まっていると考えられますが、使ってみると意外に不自由を感じません。使えるコマンドの種類が少ない分習得が容易というメリットもあります。日本語化の予定がないのがデメリットですが、使用できるコマンドの数が少ない関係、英語の公式サイトをクローム等が持つ自動翻訳機能を使用して閲覧すれば、おそよその使い方は習得できると思います。
UiPathより優れている部分としては、ロボットの管理機能まで無償で提供されている部分と、シナリオをJAVA形式に変換する機能がついている点です。ロボットの管理機能とは、ロボットの稼働状態を把握したり、毎日決められた時間に起動させるためのものです。この機能が無料で提供されている意味は大きいです。また、シナリオをJAVAに変換する機能がついているのもうれしいですね。RPAエクスプレスのレコーディング機能で基本部分を自動化、最後の仕上げを他のプログラミング言語で行う、という方式を使用できます。
③selenium
正確にはRPAではありませんが非常に似た機能があるソフトですので記させていただきます。インターネットブラウザの自動化のみに特化したソフトです。いくつかのバリエーションがありますが、レコード機能で記録したプログラムをJAVA、Python等の形式に変換する機能があります。
一定以上のスキルがあるプログラマーには、RPAは必要ない、むしろできることが少なく使いにくいソフトかもしれません。 ただこういった無償RPAに関してはプログラミングをサポートするツールとして使用できます。 時間がありましたそういった方法もまとめていきたいと思います。
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