皆様、BPRという言葉をご存じでしょうか。
BPRとはBusiness Process Re-engineering(ビジネスプロセス・リエンジニアリング=業務改革)のことです。
人間が行っている作業をRPA化する場合、大抵の場合はそのままRPA化することはできず、自動化しやすいように何らかの変更を行う必要があります。こういった行為をBPRと呼んでいます。
ここで重要なのは、BPRはRPAを作る手段ではない。BPRを行うためにRPAが存在するということです。
昨今のRPAブームで、RPAを作ること自体が目的化している、極端な話業務効率を下げてでもRPA化する例も発生していると思います。
新しい技術を習得、実用化するためには時として事件的開発を行う必要もありますし、人間が行って5分で終わる作業を一週間かけて自動化することもあります。
それ自体は必要なことですし問題はありません。問題があるとしますと、RPA化すること自体が目的化し、本来の目的がBPRであることを忘れてしまうことです。
ひどい例ですとVBAやPythonですでに自動化が住んでいる作業をRPA化の目標数値を達成するためだけに無理やりRPA化した例もあると聞いています。
開発部門の都合だけではなく、現場、会社全体、得意先の方も含め、何が最適かを考えBPRを行っていく必要があると考えています。
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