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RPAエンジニアが行うRPA以外の業務

執筆者の写真: 伊賀上真左彦伊賀上真左彦

更新日:2024年12月19日

今回はこのタイトルでお話させていただきます。


RPAエンジニアの主業務はRPAの作成ですが、私は本業でも副業でも実はRPA自体を作ることは少なく、7割以上はそれ以外の仕事です。



①既存業務のBPR

BPRはビジネスプロセス・リエンジニアリングのことで、企業の目標(収益等)を達成するために業務内容、業務フロー、業務ルール、組織構造、ビジネスルール等を見直すこととされています。


実はこのBPRを最も効率的に行えるのはRPAエンジニアです。



②新規業務・事業の企画、立ち上げ

これもRPAエンジニアが得意とする内容で、積極的にかかわった方が良いと思います。


実はRPAは、せっかく作成しても現場の方が使ってくれない、ということが良くあります。使い方がわからなかったり、慣れたやり方がよい、今まで人間が手加工で行っていたイレギュラーなルールにRPAが対応していないなど、理由は様々です。


こういったことを発生させない一番の方法は、新規業務を設計・企画する段階でRPAエンジニアが入り込み、RPAを作成してしまう方法です。現場の方に対してRPAに変更してください、とお願いすると変更してくれない場合がありますが、現場の方が入ってくる前にRPAを作りマニュアル等整備しておけば、まず断られることはありません。



③システムの開発

VBAやPythonを使いこなしますので、システム自体を開発することも可能です。



④既存システムの導入支援

Office365やBOX、楽々清算、Salesforce等のSaasを導入する企業様も増えていると思いますが、そういったツールの導入支援もRPAエンジニアは積極的に行った方が良いと思います。業務の効率化を行う上で、全てRPA化しないでも既存システム済むならそれで充分ですし、お客様からも喜ばれます。


またSaaSをRPAで操作することも多く、RPAエンジニアはそれらに精通している必要もあります。




いかがだったでしょうか。


RPAは業務効率化や働き方改革のために使われることが多いですが、RPAエンジニアもRPAだけを作ればよいのではなく、周辺の業務を積極的に行い業務の範囲、自分のスキルを拡大していった方が良いと思います。


AIやSaaSの拡大により、将来的にはRPAエンジニアの仕事は先細りになる懸念があります。そういった事態が発生するのは相当先のことだと思いますが、そういった将来を見通り、常に新しいスキルを習得していくことがRPAエンジニアには必要だと思います。


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