今回はシクリックスを用いてフォルダー内にある全ファイル、もしくはフォルダーを処理するサンプルを作成します。
こちらが今回使用するフォルダーです。フォルダー内には1つのファイルと、2つのフォルダーが収納されています。この名前をシクリックスで取得してみます。

コードは以下の通りです。
import sys#ここから3行は定型文
reload(sys)
sys.setdefaultencoding('utf-8')#文字コードを変更
from operator import itemgetter
path = u"C:/test" #処理したいフォルダー
files = os.listdir(path)
filelist =[f for f in files if os.path.isfile(os.path.join(path, f))]
for filename in filelist:#フォルダー内の全ファイルに対して順次実行
print "ファイル名:" + filename
files = os.listdir(path)
filedir =[f for f in files if os.path.isdir(os.path.join(path, f))]
for dirname in filedir:#フォルダー内の全フォルダーに対して順次実行
print "フォルダー名:" + dirname

無事ファイル名とフォルダー名を取得できました。
今回のコードはPythonを用いて記述しました。シクリックスは繰り返しや条件分岐等の処理を基本機能では行うことができませんが、このようにプログラミング言語を組み込むことでそれを実現します。
今回のコードをそのまま使用することはないと思いますが、パーツとしてRPAの中に組み込んでいただければと思います。
RPAは人間が行うパソコン上での操作を自動化するものですが、一般にRPA作成は人間がその作業を手で行う場合と比較し、プログラミングには数十倍から数百倍の時間がかかるのが普通です。
そのため、人間が極稀に行う作業を自動化しても意味は少なく、毎日、毎週行う作業、もしくは一日に数十回と、繰り返す回数が多い操作を自動化して初めて意味が生じます。
今回のコードを活用いただくと、多数のファイルやフォルダ―をシクリックスで一括処理することが可能となります。
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