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  • 執筆者の写真伊賀上真左彦

RPAサクセスカオスマップが公開されました



はい、伊賀上です。本日はこちらの内容にてお伝えします。今年も公開されました。

こちらのサイトでダウンロード可能ですので、ぜひご確認いただければと思います。


今年のRPA業界での最大の話題は、MicrosoftのPower Automate for Desktopの全Windows10パソコンへの無償標準搭載だと思います。結果としてはWindows11の方が先に標準搭載されましたね。


今の世界で、一つの分野で生き残れるソフトは1本、多くても数本です。このカオスマップには50本前後のRPAが紹介されています。海外を含めれば100本を優に超えるRPAが存在しますが、生き残るのはどれになるのでしょうか?


私はRPAを、プログラミング初心者向けの練習用ソフトと認識しています。そのように判断する理由は、RPAがグラフィカルプログラミングという手法を用いているためです。グラフィカルプログラミングは文字ではなく、図形や記号を用いてプログラムを組む方法です。この手法は、簡単である反面、複雑なことはできないという欠点を持ちます。


子供用のプログラミングツール「スクラッチ」をご存じの方も多いと思います。RPAはこれに近い位置づけのソフトだと思っています。いずれは卒業すべきもので、業務効率改善の最終的な手段ではありません。


業務効率化には昔から、「枯れた技術が良い」と言われています。様々な人に使い込まれ、信頼性の確認が取れているものを使うのが望ましく、最新の高額なツールを導入すると良いわけではありません。この事は多くの方が知っていますが、多くのコンサルは口をつぐんでいます。私はお客様のためになると思うものを売れるコンサルになりたいと思っています。


2017年ごろから発生したRPAブームは、Microsoftが参入するまでの数年の祭りになるだろう、ということは多くの方が予測していたと思います。その通りとなりそうです。


私はRPAを、すべての人に与えるべきツールだと思っています。おそらくほとんどの方は興味を示さないと思いますが、10人に1人くらいは動かしていただけるかもしれませんし、その内の何割かは、一流のエンジニアへと成長するかもしれません。その可能性に賭けたかったのです。Microsoftがその状況を作ってくれたことに感謝しています。皆さんもぜひ使ってみてくださいね。



ちなみに、私、RPAは必ずしも使わないでも良いと思っています。プログラミング言語のPythonは、AIの開発にも使用する高度な言語ですが、海外では小学校で学ぶほど、文法が簡単な言語としても知られています。PythonはRPA用としても標準的な言語で、RPAを経ず、これをいきなり勉強するのもアリだと思っています。








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