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SikuliXの基本操作(左メニュー編②)

執筆者の写真: まあさまあさ

更新日:2020年2月26日

前回に引き続き、コマンドリストの使い方をご説明させていただきます。


clickとdoubleClick、rightClick

最も使用頻度が高い機能です。画像をクリック、もしくはダブルクリックする特に使います。


少し試してみましょう。

左メニューのclickをマウスでクリックします。

「自動的にキャプチャーモードに移行」にチェックが入っている場合、何秒か後にキャプチャーモードに移行します。この秒数は設定で変更可能です。この間の内にクリックしたい画像を画面に表示します。今回は、宅配便の配送状況検索画面を選んでみました。





数秒待つと画面が紫色に変化します。これがキャプチャーモードです。ここでクリックしたい画像を長方形型に選択します。シクリックスはこの画像の中心をクリックしますが、オフセットさせることも可能です。今回は少しオフセットさせてみましょう。




今回はこのようにキャプチャーしました。ただしこれではダメですね。目という文字の中心あたりをクリックしてしまいます。そこでオフセットさせます。上の画像で赤い丸で囲った部分をクリックしてみてください。別の画面が開きます。





この画面は画像のファイルを差し替えることができます。次に左上のマッチングビューを選んでください。




画面が切り替わり、下の部分にスライドバーが現れます。ここで画像との類似度を設定可能です。デフォルトは70%です。基本変更なしで大丈夫です。


このバーを動かすのは以下の場合です。

・誤って他のボタンを押してしまう場合、類似値を90%程度に上げます。

・モニターを変更しても動くようにするためには、類似値を60%以下に下げます。


シクリは「神の目」との名に恥じない安定性を誇っていて、この類似値を適切に設定すれば誤ってボタンを押す心配はなくなります。


欠点はモニターやパソコンを変更した場合、プログラムの再設定が必要となる点です。

類似値の値を低めに設定すると動かなくなるリスクは減らせますが、誤動作のリスクは増えます。デフォルトの70%よりは下げない方が良いかもしれません。


モニターやパソコンを変更する場合、画像の再取り込みから行いましょう。




いよいよ本題のターゲットオフセットです。


シクリックスは基本画像の中心をクリックしますが、必要な場合オフセットさせることが可能です。その設定をここで行います。


画面内にある十字のマークがクリックする位置です。これを適切な位置に調整しOKを押せば設定完了です。探す画像が赤い四角に囲まれて表示されていますが、この枠からはみ出した位置をクリックすることも可能です。



hover

こちらはclickと使い方は同じです。クリックではなく、指定した画像の上にマウスを動かすだけです。カーソルが乗るとメニューが切り替わるサイト、アプリがあると思いますが、そういった場合に使用します。



dragDrop


使い方はこのようになっています。画像が2つですね。左の画像をクリックし、右の画像の上でドラッグ&ドロップします。使用頻度は少ないですが、無いと困る機能です。


2つ目の画像は「スクリーンショットを撮る」の機能で入れます。


(この機能、私は一回も使用したことはないのですが、かわいらしい動きをするので動画を撮って人に見せるとこれぞRPA、と喜んでいただけると思います。)


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