本日驚くべき発表がありました。SoftbankからOpenAIの巨額投資です。
トランプ氏はソフトバンクGの孫正義氏、オープンAIのサム・アルトマン氏、オラクルのラリー・エリソン氏と共に1000億ドル(約15兆5600億円)の初期投資について21日午後に発表する
投資額は今後4年間で5000億ドルに拡大する可能性がある
一方、ソフトバンクGが約束する投資の資金をどこから調達するのかについては疑問の声もあがっていた
昨年9月末時点で同社のバランスシートに計上された現金同等物は3兆8000億円だった。ただ同社の財務はアーム・ホールディングスの新規株式公開(IPO)で改善している
==========
私、ソフトバンクがマイクロソフトにかわりOpenAIの筆頭株主になることを狙っている、という予測を以前に書いていましたが、正解でした。これに気が付いた人は私が知る範囲、他にはいませんでした。まさかこのタイミングでの発表、というのはさすがに驚愕しました。
OpenAI、アルトマン氏が狙っているのは人工超知能、ASIを完成させ、世界のルールを全て自分たちの手で塗り替えることです。マイクロソフトはこのビジョンを共有できなかったため、OpenAIとの契約にAGI条項を加え、AGIが完成した時点で契約が解除されるようにしたくらいです。
2人がビジョンを共有したのは2024年10月
Softbankの孫氏が去年10月、OpenAIよりも、マイクロソフトよりも早く、レベル8のASIについて発表しています。これはキリスト教の影響が強い海外では困難な発表で、実際にOpenAIもマイクロソフトも今まで発表できませんでした。それを孫さんが発表した。これでアルトマン氏と孫氏が将来のビジョンを共有したことがわかりました。

イーロンマスク氏も同様の予測をしていますが、ASIが完成すると最終的にはお金という概念は無意味になる可能性が高いです。お金はもともと、人間と人間の間の取引に使うもので、ASIと人間との取引には適しません。あえて言うと、ASIが自由に発行できる電子通貨の方が適します。ただ、ASIの知能は人間を大きく超えますので、彼らから人間はペット程度の認識しかできません。ペットにお小遣いを渡す人はいません。餌だったり、快適な寝床だりを先に用意するでしょう。
そこを考えると、今、お金を貯めていても無意味なものになる可能性が高い。であるなら、ASIを最初に完成させる可能性が高いOpenAIにすべてを投じて、次の時代のルール作りに加わろう、というのが孫さんの狙いです。お金が無意味になる、なんて通常の株式会社は行えない判断です。株主が黙っていません。Softbankはその判断を行える状況にあるのです。
ここで疑問なのが、先日OpenAIが発表したブループリントです。アメリカ政府と組み、中国共産党と戦うことが明記されています。これは先日、孫氏がトランプ氏に会った際、今後自分たちの手下になるための踏み絵として発表するように要求した、それに彼らが従った、というところでしょうが、詳細は不明です。孫氏も中国との関係は悪くなく、本来的にこういった発表はしたくなかったでしょう。あのブループリントで中国共産党、という文字が特に浮いています。これを入れろ、と命じた人がどこかにいます。おそらくはトランプ氏かその側近ですが、この真実は永久に明かされることはないでしょう。
私、最終的にお金は無意味になると予測していますが、だからと言って働くことに意味がないとも、貯金に意味がないとも考えていません。私くらい働いている人も少ないです(多数の会社に名前を置いています)。これはイーロンマスク氏も同様です。既存のお金は無意味になるでしょうが、新しい電子通貨に既存のお金を変換できる可能性はあります。どちらにせよそれ以外の生き方はできないので仕方ないのですが。
私はSoftbankはASI開発に必要と予測される100兆円前後の資金を用意できないと予測していました。そこは私が間違っていたところです。それを行うと彼らが宣言したのです。私はOpenAIの資金が今年にもショートし、ASI開発競争から撤退すると考えていましたが、状況が変わりました。私はOpenAIが開発するAIを、今後ビジネスで使うべきではないと考えていましたが、考えを改めました。最優先で使う必要があります。
気になるのがマスク氏の動き
昨年、トランプ氏と孫氏が1日をかけて話し合ったのは間違いなくこの件ですが、そこにマスク氏が同席した、という情報はありません。おそらく意図的に同席しなかったが、したものの発表しなかったかです。
ライバルも驚愕、孫氏の判断力
彼はOpenAIが消えてなくなることを望んだでしょうし、それが実現できる手前でトランプ氏によりひっくり返されました。トランプ氏は別にOpenAIに何も感情を持っていませんし、現時点ではマスク氏よりトランプ氏の方が立場が上、ということがこの件からもわかります。その2人の立場の差をついて今回の発表を行った孫氏。見方によってはトランプ氏すらコントロール可能な怪物にすら思えます。ドコモやAUなどのライバルも驚愕しているでしょう。自分たちが戦っている相手がこれほどの怪物とは予測もしていなかったはずです。
Comentarios